消費者庁が、高齢者の入浴中の事故、いわゆるヒートショックについての警戒を呼びかけています。
現在の日本人男子の健康寿命※は70歳だそうです。
あれ、平均寿命は79歳じゃないのか?と思われた方は正解なんですが、これには理由があるんです。
※健康寿命とは、2000年に世界保健機関(WHO)が定めた「介護を必要としないで自立した生活ができる生存期間」の事を指します。
すなわち、平均寿命-健康寿命=9年間は介護を必要とする生活が待っている計算になるのですが、皆さんはこの数字をどのようにお考えになりますか?
ちなみに、日本は先進国の中でも断トツのヒートショック死亡者数を更新しています。
我慢強い国民性が災いしているのか「冬は寒いもの、夏は暑いもの」と疑問に思わない方が多いようです。「先進国だと思っていたのに」と日本を訪れた外国人が一様に驚くそうです。
2位の韓国の4倍近く、3位以下の国の6倍以上の人数が毎年ヒートショックで亡くなっています。
この数字は、交通事故でお亡くなりになる人数の4倍の数字なんですが、皆さんどう思われますか?
なんら対策を施さない家に住むという事は、「信号を見ないで道路を渡るようなもの」ではないでしょうか?
消費者庁HP →冬場に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!